ケアプランのデータ連携で作業時間が3分の1に ただし移行がある

ケアプランのデータ連携で作業時間が3分の1に ただし移行がある

ケアマネジャーとのやり取りは、訪問・通所リハビリテーションの事務作業の中でも量の多い部分です。国が示している効果は、作業時間が月52.4時間から18.1時間へ。ただし2027年1月にシステムの移行が控えています。

示されている導入効果

厚生労働省 老健局の資料(令和8年8月)に記載されている数値です。

項目 導入前 導入後
作業時間 月52.4時間 月18.1時間(約3分の1)
経費 月13.4万円 月6.7万円(約2分の1)

関連の令和7年度補正予算は220億円です。

2027年1月に移行

ケアプランデータ連携システムは、2027年(令和9年)1月に介護保険資格確認等WEBサービスへ移行予定とされています。移行準備期間は2026年7月〜12月です。

あわせて、介護情報基盤が令和8年4月1日以降、標準化対応が完了した市町村から順次開始されており、令和10年4月1日までに全市町村での活用開始を目指すとされています。連携対象にはケアプラン情報も含まれます。

ケアプラン連携と現場の理学療法士への影響

作業時間が3分の1という数値は事業所単位の効果で、そのまま個人の負担軽減になるとは限りません。ただし、削減された時間がどこに行くかは事業所が決めることです。訪問件数の増加に充てるのか、記録や評価の質に充てるのか。ここは制度ではなく運営の判断になります。

移行が2027年1月に控えている以上、2026年後半は準備期間です。訪問・通所リハビリテーションの計画書や報告書の提出フローが変わる可能性があるので、誰がいつ何を出すかの取り決めを事前に見直しておくと、移行時に混乱しません。

そして、この種の移行を仕切れる人は事業所の中で目立ちます。臨床の担当を持ちながら、制度と実務の接続を担える人は多くありません。管理職を意識していない段階でも、こうした役割を一度引き受けた経験は、あとから説明できる実績になります。

出典

  • 厚生労働省 老健局「ケアプランデータ連携システムの統合と介護情報基盤」(令和8年8月) mhlw.go.jp(2026年8月31日確認)
  • 厚生労働省「介護情報基盤について」 mhlw.go.jp(2026年8月31日確認)

※移行スケジュールおよび対象範囲は変更される場合があります。所属事業所および利用中のソフトのベンダーの案内をご確認ください。

この記事を書いた人

  • 向井タカトシ

    向井タカトシ
    理学療法士 / パーソナルジム経営者

    理学療法士としての臨床経験を経てパーソナルジムを経営。理学療法士のキャリア形成を当事者の目線で発信している。

Design your career.

理学療法士のキャリアで迷ったら、自分に合ったキャリアロードマップをご覧ください

キャリアロードマップはこちら