分科学会が統合される 第1回学会連合学術総会が2026年7月に札幌

分科学会が統合される 第1回学会連合学術総会が2026年7月に札幌

これまで分科学会ごとに開かれてきた学術大会が、一つに集約されます。日本理学療法学会連合の第1回学術総会が2026年7月、札幌で開催されました。演題を出す、座長を務めるといった実績づくりの意味が変わる節目です。

開催の概要

項目 内容
会期 2026年7月24日(金)〜26日(日)
会場 札幌
大会長 藤澤宏幸(東北文化学園大学)
テーマ 理学療法の英知の結集と未来への懸け橋
事前参加登録 2026年3月10日開始

構成は2本柱とされています。第1の柱が理学療法学の定義整備と将来の基礎構築(特別講演2題、特別企画シンポジウム4題)、第2の柱が最先端研究成果の共有(学会連合基礎研究学術賞・臨床研究学術賞の記念講演、学会企画講演80題、合同シンポジウム20題)です。

日本理学療法学会連合は17法人学会と3研究会、計20団体で構成されています。

何が変わるのか

これまでは、運動器・神経・呼吸・循環といった分科学会がそれぞれの学術大会を開いてきました。専門を深めるには適した形ですが、参加費と旅費が分野ごとに発生し、分野をまたいだ議論は起きにくい構造でもありました。

統合された学術総会では、80題の学会企画講演と20題の合同シンポジウムが同じ会場に並びます。自分の専門外の議論に触れる機会が、意図しなくても増えることになります。

学会発表を考える理学療法士への影響

学術大会を「勉強しに行く場所」として見ると、統合の意味は分かりにくくなります。キャリアの観点で見ると、実績を積む場所の形が変わったという話です。第1回という節目は、演題登録や座長・シンポジストの人選において、後から振り返ったときに位置づけがはっきりします。

認定・専門理学療法士の更新要件には、学術雑誌への投稿や学会発表といった業績要件が含まれます。2026年4月からは、学会連合会員団体主催の学術大会での筆頭演者発表が要件に追加されました。つまり制度の側でも、この場での発表が評価対象として位置づけられています。

まず確認しておきたいのは、自分の更新年度と、そこまでに必要な業績です。更新の年に慌てて演題を探すのと、日常の症例から積み上げるのとでは、出せる内容の質が変わります。1年に1本、症例報告を形にする習慣があるかどうかは、5年後にはっきり差になります。

出典

  • 第1回日本理学療法学会連合学術総会 公式サイト gakkai.co.jp(2026年8月31日確認)
  • 日本理学療法学会連合 jspt.or.jp(2026年8月31日確認)
  • 日本理学療法士協会「生涯学習制度の見直しについて」 japanpt.or.jp(2026年8月31日確認)

※参加要件・更新要件は変更されることがあります。最新の情報は各学会および日本理学療法士協会の発表をご確認ください。

この記事を書いた人

  • 向井タカトシ

    向井タカトシ
    理学療法士 / パーソナルジム経営者

    理学療法士としての臨床経験を経てパーソナルジムを経営。理学療法士のキャリア形成を当事者の目線で発信している。

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